「子育て支援 ぼちぼちステーション」は、地域の人と子育て中の人が、暮らしを楽しむためのボランティアサークルです。
子育ては大変だけど、子どもがいたからこそこんなに楽しめた、子どもよありがとう、そんな気持ちになってもらえる場所として、全てのスタッフの方がボランティアで活動されています。
拠点は長岡市の気取らない民家の一室。子育てという旅の途中で立ち寄り、一息ついてみませんか。
予約制ではないので、いつでも好きな時に利用することができます。時間にとらわれないので、急な予定やトラブルが起こっても大丈夫。時間のプレッシャーはかけません。
ぼちぼちステーションの創立理念は、主に4つで構成されています。
「支援する者」と「支援される者」ではなく、地域全体で助け合いながら、楽しんで子育てをしていく手助けをしていけたらという思いで活動されています。
代表の上兼栗つむぎさん。
京都府産前産後訪問支援員、京都府産前産後ケア専門員登録者、元長岡京市相談員です。
こちらのインスタグラムから活動の様子を覗くことができます。是非ご覧ください。
子育て中のママの基本的人権を守るため、嬉しいサービスを提供されています。
持ち物は着替えだけ。親子1組でお部屋1室とスタッフ1名を貸し切り、準備や片付けなどの仕事はスタッフにお任せ。お風呂にゆっくり浸かったり、ご飯を楽しめるサービスです。
自宅付近を集合場所に設定し、お散歩に同行。御近所さんとの交流のきっかけを作ります。ママひとりだと2 人以上のお子さんから目が離せなくてなんだか疲れる…という心配も解決してくださいます。
誰かに聞いてもらいたいけど身近に相談できる人がいない…そんなとき、子育て相談員がプライバシーを守りながらお話を聞いてくださいます。
また、ぼちぼちステーションの隣では代表のお母さまが食堂を経営されており、ママさん達が疲れてしまったときに安くて美味しい、ボリューム満点のごはんを食べに来ることができます。また施設利用者のおうちには宅配もされています。子育て中、いつでも気軽に頼ることのできる強い味方です。
利用者の中には、居場所として利用されるお父さんも。コロナウィルスの影響で家にいる時間が多くなり、子どもと向き合う時間が長くなったお父さんたちが、子どもを連れて気軽に利用できる施設を求めてやってきます。お父さん同士のサークルもあるので、ここに来れば、パパ同士の新しい交流が始まるかも。
現在は総勢30名のボランティアスタッフが在籍しており、そのメンバーは皆さん利用者です。中にはお父さんスタッフもおり、積極的に活動に参加されています。一緒にぼちぼちステーションの運営に協力してくださる方を募集中です。
利用者のお一人に、お話を伺いました。
「友人に教えてもらったのをきっかけに、半年ほど前から利用しています。コロナウィルスの影響で公園なども含め、子どもと一緒に行ける場所がなくなってしまい、子どもも私も辛い思いをしていましたが、ぼちぼちステーションに行き始めてからは気持ちが随分楽になりました。予約なしでいつでも来れるので、かなり助かっています。」
「ここに来ると、まるで実家に帰ってきたような気持ちになるんです。何か話したいことがあったら『ねぇちょっと、聞いてよ!』って感じで気楽に何でも相談できる。困ったときや切羽詰まった時に話を聞いてくれる人がいるだけで、とても安心します。無かったらどうなっていたか、わからないかも。」
「他の利用者の方との交流ができるのも魅力の一つだと思います。私自身もボランティアスタッフとしても活動しています。ボランティアの人数も、どんどん増えているんですよ。枠にはまらないので、のびのびしていてとても居心地が良いです。」
子育ては一人ではなかなか難しいもの。一人で追い詰められてしまったり、苦しくなったりしてしまう前に助けを求められる場所や頼れる仲間がいると、気持ちはぐっと楽になります。大変だけれど、みんなで楽しく育児できるよう、ぼちぼちステーションはサービスを提供されています。