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子育て環境日本一

稲荷の家ほっこり

医療的ケアの必要なお子さんとそのご家族の居場所「ほっこりちゃん」

 「稲荷の家ほっこり」は、京都老人福祉協会が高齢者・児童向けサービスの場として伏見区にて運営されている福祉施設です。一階を高齢者向けサービス、二階を子育て支援スペースとして活用される中で、毎月一回開催される、医療的ケアの必要なお子さんとそのご家族が集まる場が「ほっこりちゃん」です。

 呼吸器や酸素吸入器、吸引機が必要な子ども、体調を崩しやすく慎重なケアが必要な子ども、そんな子どもたちが気軽に集まって、保育スタッフが見守る中、畳のお部屋でゆっくりおしゃべりしたり、簡単な工作や手遊びをしたり。お子さん、親御さんが交流できる場です。お子さんの集まる施設に行ってみたいけれど、大勢の中にはちょっと…というお友達も、是非一緒にほっこり楽しいひと時を過ごしませんか?

イベントの開催〜季節のイベントから学習会まで〜

講師を招いた学習会

 2020年11月に行われた学習会。支援学校の先生を招き、お話いただく全3回の講座の最終回でした。保護者の方にとってお子さんの進路選択肢のひとつである支援学校とはどんなものなのかという共通のお話に加え、それぞれの回で異なるテーマについて講義されました。

 この日のテーマは「身体の動き」。子どもひとりひとりの身体の状態、気になること、悩みも違うので、支援学校に行く前に予め専門の先生にゆっくりお話を聞け、相談できることは保護者の方にとって貴重な機会となりました。

 今回参加された利用者さんの方々は、

「支援学校がどんな感じなのか口コミなどでは聞きますが、実際に子どもたちと接しておられる先生に気になっている内容を聞くことができました。」

「専門的に医療的ケアが必要な子どもをみておられる先生に質問ができる、貴重な機会。身体のことを専門とされている先生に、子どもの身体の悩みを相談できてよかったです。」

「支援学校での取り組み・対応の話を聴くことで、自分の子どもにもそれが合っているかも、今度学校に相談してみよう、と勉強になりました。」


と、有意義な時間を過ごされた様子でした。

 「支援学校の外で先生にゆっくりお話を聞く、学校のようすについて教えてもらえるほっこりちゃんのような場所はなかなか他にはありません。」という利用者さんに、みなさんうなずきます。親御さんの悩み・心配事に寄り添ってくれる場所が、ほっこりちゃんです。

ほっこりちゃん写真展

 例年地域の多目的スペースなどを借りて、利用者さん、行政や関係機関の方々をお招きして活動を知ってもらうことを目的として開催されているパネル展示会。コロナウイルスの影響により、密を避けるという点で見送りかと思われましたが、いつもと場所を変えてカフェや病院の待合室など、地域の方の目に止まるところに写真展として開催することになりました。

 ちいろばのマスター大山さんは、知り合いであるほっこりちゃんのスタッフさんに写真展の開催場所について相談を受け、「ではうちでやりましょう!」と声を掛けられました。

 「ほっこりちゃんという場所があること、医療的ケアの必要な子どもたちが地域にいることを知ってもらうきっかけになれば。次は子どもたちも一緒にワークショップなんかもいいですね」と次回のアイデアも膨らみます。

 数年前に撮影した写真に写っているお子さんとそのご家族が来店し、その前で家族みんなで記念写真を撮影されるという場面もあったそうで、「え!そうなんですか。」と、とても嬉しそうにされるスタッフの小滝さんの姿が印象的でした。

席へと進む手前のギャラリー

写真展の概要

約1席に1枚、写真がずらっと並びます

写真を見た方からのメッセージブック

イベントで楽しいひと時。家族同士の繋がりも。

 ほっこりちゃんでは、1年を通じてご家族揃って楽しめるイベントを開催されています。お世話になっている歯医者さんや看護師さん、栄養士さん達とのカフェ交流会、ミニ音楽会やおもちつき。夏には楽しい流しそうめんと水遊び、さらに家族みんなでお出かけできるピクニックやイルミネーションと盛りだくさん。

 2019年のクリスマス会に予定していた手作りキャンドルによるイルミネーションは、残念ながら雨で中止に。せっかくの機会にみんなに楽しんでもらおうという気持ちから、急遽思い出スライドショーを作成、上映しました。

 また、普段から家事に育児に仕事にと忙しい親御さんたちのためのヨガ教室も開催されています。教室中はスタッフさんがお子さんのケアをしてくれ、リラックスできると評判です。

 「遊びにきてくれたお父さん、兄弟のお子さんも交流されて、ご家族でのつながりも生まれています。」とスタッフの小滝さん。今年は特に集まることが難しい日々が続きますが、外に出かけづらい子どもたちも、リモートなら気軽に参加できる、という発見も。たなばたの集い、歯医者さんのお話、クリスマス会もリモートで開催されました。

健康管理の徹底

 普段は少し行くことが難しいような季節の行事イベントも、ほっこりちゃんでは無理なく参加できるよう企画されています。免疫力の低いお子さんもおられるため、風邪などの症状がある場合はお互いに利用を控えるなどお約束を決められて、利用者さんの協力のもと、健康にきめ細やかに配慮されています。

ほっこりちゃんは居場所

 ほっこりちゃん利用のきっかけはさまざま。「はじめは個別相談の日に参加させてもらいました。医療的ケアの必要な子どもたちの居場所もあったら、とほっこりちゃんが生まれ、そのまま利用を続けています。」とおっしゃる方もいれば、知り合いに紹介してもらったという方も。

 みんなそれぞれ事情は違うけれど、利用者の方にとって、ほっこりちゃんはとても大切な場所になっています。

「体調を崩すことも多いため、イベントに申し込んでもキャンセルさせてもらうこともしばしば。普通なら準備してもらったのに申し訳ないと気負ってしまうようなキャンセルの連絡も、ここならみんな同じような状況なので、気負わずでき、気軽に利用させてもらえます。」

「『こんなときどうしてる?』『病院でこんなこと教えてもらったよ』といった情報交換はここでしかできないので、助かっています。」

「医療的ケアが必要で、気軽に外に遊びに行きづらい子どもは、病院や家でも大人に囲まれて大きくなります。そんな中で同年代の子どもと交流できるほっこりちゃんのような場は、親も子も家族でつながれる貴重な場です。」

 ほっこりちゃんは、医療的ケアが必要な子ども達とその家族にとって、安心できる居場所にも強い味方にもなってくれます。是非ほっこりちゃんに遊びに行ってみませんか?

コロナ禍での新しい活動~リモートでのイベント開催~

 コロナ感染症の変異株が続々とあらわれ、小さな子どもたちにも感染が及ぶようになってきた昨今、特に医療的ケアの必要なお子さんたちにとって、感染リスクが非常に高いのは言うまでもありません。病院から退院してようやく子育て支援の施設にもお出かけしたいなぁ~と思っていた矢先、コロナ感染症拡大に戸惑っている親子さんもきっといらっしゃることでしょう!
 子育てに関する情報も少ない中で、孤立してわが子を感染から守りながら自粛生活を続けるのは至難の業です。少しでもみんなで、つながれる場を提供できないか?という思いから稲荷の家ほっこりでは、長年続けてきた様々なイベントや講座をリモートに切り替えて開催しています。こんな時だからこそ感染リスクのない!リモートでつながって、楽しいひと時を、ホッとできるひと時を、笑顔になれるひと時を、みんなで作っていけたらと思っています。

稲荷の家ほっこりで子どもたちに大人気のもんきちくん!
明るい元気なキャラクターで、いつもイベントを盛り上げてくれます。

月1回開催している「リモートで遊ぼう!」では親子さん向けに、季節の歌や手遊び、ペープサートやパネルシアターなどを楽しんでいただいています。

お名前シートで自己紹介タイム!お名前を呼ばれるのってちょっと恥ずかしいけれど、とっても嬉しいねぇ~みんなが笑顔になる瞬間です!

「七夕のつどい」もリモートで開催!おりひめとひこぼしが登場する七夕のお話を影絵で楽しみました。光と影が創りだす不思議で神秘的な世界に大人も子どもも企画したスタッフさえも引き込まれ魅了されました☆

光華女子大学の学生さんたちが子どもたちとの関わりの中から、学科の専門領域の枠を超え、多様な人々との協同活動の可能性を考えることを目的に自発的に立ち上げられた活動、レインボープロジェクト!この素晴らしい活動をされている学生さんたちが「ほっこりちゃん」の活動に賛同して、子どもたちのためにリモートイベントにご協力してくださいました。

「どんな色が好き~~♪」気管切開されている声楽家の青野浩美さんの明るく楽しい素晴らしい歌声に合わせて、電子黒板に登場したカエルさんたちがみんなの好きな色に変身していくよぉ~♪

 電子黒板に登場したカエルさんたち。楽しいね〜♪

ラジオで発信「医療的ケア児が集う場所」

 FM79.7「京都三条ラジオカフェ」(NPO京都コミュニティ放送)の「KYOTO HAPPY NPO !」にて医療的ケアの必要な子供を支える必要性やその拡充に向けて発信されました。
特集ページでは放送された番組のコーナーをご視聴いただけます。