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子育て環境日本一

日本ボーイスカウト京都連盟

なろう、一人前に。
少年が、1人の人間へと確立していく教「育」を

ボーイスカウトは、ただ子供達が野外で遊び、アウトドア好きになっていくだけの活動ではありません。自然を肌身で感じることを通じ、1人の人間として自主性、協調性、社会性、たくましさを培っていくことが活動の精神です。
年代に応じて、スカウトたちは様々な挑戦へと挑みます。
人間的な成長に大きく貢献する活動について、自身もボーイスカウト経験があり、今も精力的に活動されている日本ボーイスカウト京都連盟の田中公郎副理事長にお話を伺いました。

自分ができることを自分で考え、自分で実行し、一人前になっていく

ボーイスカウトは年代別に5つの部門に分かれます。それぞれの部門で活動の内容は異なりますが、ほとんどの活動の軸は自主性と協調性にあります。
小学校6年生以上からは「班」というグループを単位に活動します。野外活動をする中で、テントを立てたり食事の用意をしたりといった身の回りに必要なことはもちろんのこと、その日どのような遊びをするか、誰がどの役割を担うかといった、グループの運営に関わることまでスカウト達が自分で決めるのです。
大自然という無限の選択肢が広がる中から、自分たちができる範囲の、1番充実した過ごし方を考え、実行します。幼少のうちから、高度な思考の訓練がなされているのです。
田中副理事長は自身がスカウトとして活動していた頃から指導者としての今に至るまで様々なゲームを考えてきたと仰ります。ゲームという楽しいものだからこそ考える原動力になる側面もあるようです。
「勉強は学校で「教」わればいいんです。私たちは教「育」を大切にしています。ご家庭・ご家族のお手伝いのようなものかもしれません」

世界に広がるスカウトの世界

交流した海外スカウトからの記念品

約120年前にイギリスで生まれたボーイスカウトが日本に伝わったのは1922年(大正11年)のこと。京都ではボーイスカウト日本連盟に先立ち、大正天皇即位大礼の記念事業の一環として、1915年に前進団体である「京都少年義勇軍」が結成されました。
世界に広がったボーイスカウトの精神は、現代の積極的な交流事業や世界スカウトジャンボリーと呼ばれる大規模な大会として引き継がれています。
京都ではガーナやイタリア、オーストラリア、京畿道(韓国)と頻繁に交流されています。
田中副理事長から18〜25歳からなるローバースカウトのガーナ派遣の様子を伺いました。現地で流行する感染症の薬の普及率の低さもさることながら、せっかくの薬を飲もうとしない子供達がいるという問題を知りました。ローバースカウトのメンバーは日本企業の協力を得て、服薬ゼリー(薬をゼリーで包み飲みやすくするもの)を支援し、薬の普及・服用に寄与されたのでした。
全世界のボーイスカウトが交流する世界スカウトジャンボリーは前回は2019年に米国で開催されました。京都からも多くのスカウトが参加しました。ICTの発達は言葉の壁をなくし、活発な交流がなされました。
ボーイスカウトをきっかけに、様々な挑戦と交流の機会を得ています。

大人への影響

自主性、協調性、チャレンジ精神といった一人前になるための能力は、大人になってからより一層その重要さが理解できるのではないでしょうか。子供の頃にボーイスカウトを経験しており、大人になってから指導者として再び関わりを持つ方もたくさんおられます。指導者の方は、ボーイスカウトとしての技術・意義の理解、子供の安全確保、指導者としての責任などの研修を経て子供達の前に立っています。
スカウトの経験がなくても、活動に共感して指導者になる方もたくさんおられます。
なお、田中副理事長をはじめ、盟や指導者の皆さんはボランティアで活動されています。
多くのスカウトは自分でやりたくて参加するのではなく、ご家族の勧めで始める場合が多いようです。活動の影響はご家族にも及びます。田中副理事長は、ボーイスカウトは親離れ・子離れが進むとおっしゃいます。自分の目が届かない場所で子供が野外活動を行うことに不安を覚えるご家族もおられますが、活動が終わって帰ってくると、その成長ぶりに驚かれるのだそうです。
子供も大人も、ポジティブになれる活動です。

一生ものの力になる

田中副理事長は自身の方針として、諺に擬えて「自信家・身なり・家事」を大切にされています。スカウトは活動を通し自分の能力・役割を自覚して自信を持ち、制服などしっかり身なりを整え、活動の準備や制服・道具などの後片付け、炊事などの家事を習得していくというものです。
ボーイスカウトという名前によって子供のものだと考えてしまうこともあるかもしれませんが、そこで得られる人間性は一生の宝となるものです。
一人前の1人の人間への第一歩を、ボーイスカウトとして楽しく踏み出すのはいかがでしょうか。親子にとって充実した少年期が待っています。

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